リモートワークとテレワークは、どちらも会社以外の場所で働くという点で共通しており、同じ意味で使われることも少なくありません。しかし、その言葉が持つ背景やニュアンスには少し違いがあります。それぞれの特徴を理解すると企業がどのような意図で制度を導入しているのか、自分はどんな働き方をしたいのかが見えてくるでしょう。
まずリモートワークは、英語の「remote(遠隔の)」が語源で、主に働く場所の自由さに焦点が当てられた言葉です。オフィスから離れた自宅やカフェ、コワーキングスペース、旅行先などインターネット環境さえあればどこでも仕事ができる、個人を中心とした柔軟な働き方のイメージが強いでしょう。個人のライフスタイルを尊重し、場所に縛られない働き方を実現したいと考える人や企業でよく使われる傾向にあります。
一方、テレワークは「tele(離れた)」と「work(働く)」を組み合わせた言葉です。こちらもオフィスから離れて働く点は同じですが、より広い意味を持っています。政府や企業が働き方改革の一環として推進する際に使用することが多く、在宅勤務だけでなく本来のオフィスとは別に設けられたサテライトオフィスでの勤務なども含むものです。企業が管理する枠組みの中で、決められたルールに従ってオフィス以外の場所で働くニュアンスが含まれることもあります。週2日は在宅勤務を推奨するなどの制度は、テレワークの一形態と言えるでしょう。
個人の自由な働き方を指すことが多いリモートワークに対し、テレワークは企業や社会全体の制度としての側面も持つ、より包括的な言葉と捉えられます。どちらの言葉が使われているかによって、働き方の自由度やルールが少し異なるかもしれません。自分の希望する働き方がどちらに近いのかを考えてみると、仕事探しの参考になるでしょう。